イ・ボミのクラブセッティングはウッドの統一とアイアンのカーボンシャフトがポイント
ドライバー
ツアーワールドTW727 455(本間ゴルフ)
ロフト角/10.5度
シャフト/ウィザードYA55
フレックス/R
本間ゴルフの『TW727』シリーズのドライバーは、
ヘッド体積が430㎤・455㎤・460㎤の3タイプがあるが、
イ・ボミが愛用するのは455㎤。
また、市販品はウエイトがヒール側とセンター側の2箇所にいるが、
イ・ボミのドライバーは1箇所のみの専用モデル。
フェアウェイウッド
3W
ツアーワールドTW717(本間ゴルフ)
ロフト角/15度
シャフト/ウィザードYA55
フレックス/R
5W
ツアーワールドTW717(本間ゴルフ)
ロフト角/18度
シャフト/ウィザードYA55
フレックス/R
2本のフェアウェイウッドも『TW』の2014年モデルで、
シャフトはドライバー3番ウッド、5番ウッドともに
重さも同じ「YA55(R)」で統一している。
ウッドシャフトの「ウィザードYA」は先調子で
先端の動きが大きい、いわゆる弾き系のタイプ。
シャフトで飛ばすクラブですね。
ユーティリティー
ツアーワールドTW717(本間ゴルフ)
ロフト角/21度
シャフト/ウィザードUT650
フレックス/SR
アスリートモデルとして開発された小型のユーティリティーで、
こちらも、ドライバー・フェアウェイウッドと同じ『TW』シリーズ。
これを4番アイアンの代わり愛用。
アイアン
ツアーワールドTW727Vn(本間ゴルフ)
シャフト/ウィザードIB85
フレックス/SR
5番アイアン~10番アイアン
マッスルバック・ハーフキャビティー・キャビティー・
ポケットキャビティーの4形状をラインナップしている
『TW27』シリーズの中からハーフキャビティーの『Vn』を愛用。
シャフトはスチールではなく、こちらも本間ゴルフ純正カーボンシャフトの
『ウィザードシリーズ』を使用。
ウェッジ
ツアーワールドTW-W(本間ゴルフ)
ロフト角/48度
ボーケイデザイン SM5ウェッジ(タイトリスト)
ロフト角/52度
バウンス/08度
ロフト角/58度
バウンス/07度
パター
オデッセイ ホワイト・ライズiX#1SH
ロフト角/3度
長さ/33インチ
2013年頃シーズンから長く愛用していているパターで、
ヘッドはほぼ市販品と同じだが、ソール全体に鉛を貼り、
重量アップによる”安定感”を出している。
ウッドの統一が好調の秘訣
第1回目ですが、女子プロのクラブセッティングをご紹介します。
男子プロに比べて、女子プロはウッドを中心に14本を構成しています。
特にイ・ボミ選手はドライバー、3番ウッド、5番ウッド、ユーティリティーまでが
同じツアーワールドシリーズで統一されています。
(ドライバー以外は前年モデル)
コレだけ統一感を出すと、同じリズムで打ちやすくなるので、
「ドライバーは良いけど、FWはダメ」という事が少なくなります。
アマチュアゴルファーも是非参考にして欲しいですね。
また、注目はドライバーから5番ウッドまでシャフトも同じです。
『ウィザードYA55-フレックスR』
メーカーやモデルだけでなく、フレックスも重さも同じ物で統一されています。
今までクラブセッティングの常識として、
シャフトはドライバーが一番軽くて、3番、5番と少しずつ重くするのが正しい。
とされてきましたが、最近はイ・ボミ選手の様に同じ重さで揃える選手が、
特に女子プロには増えてきましたね。
というのも、ドライバーはティーアップして打ちますが、
フェアウェイウッドは地面にあるっボールを打つので、
少しでも「振りやすいクラブ」にしたいという狙いからです。
あとアイアンを5番アイアンからにしたり、今時のストロングロフトとアイアンと
「つながりが良くなる」ように48度のウエッジを入れるなど、
ウッドの統一感や、シャフトの選び方まで、全てがアマチュアに参考になる。
「優しさ重視のクラブセッティング」
このままでの14本でも、十分アマチュアの武器になると思います。