タイトリストアイアン AP2 716の試打結果
タイトリストアイアン AP2 716のスペック
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | PW | |
ロフト角(度) | 20 | 23 | 26 | 29 | 33 | 37 | 41 | 45 |
ライ角(度) | 60 | 61 | 62 | 62.5 | 63 | 63.5 | 64 | 64 |
オフセット(インチ) | 0.161 | 0.15 | 0.137 | 0.122 | 0.11 | 0.098 | 0.087 | 0.075 |
バウンス角(度) | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
シャフト | ダイナミックゴールドAMT(S200) | |||||||
長さ(インチ) | 39 | 38.5 | 38 | 37.5 | 37 | 36.5 | 36 | 35.75 |
クラブ重さ(g) | 398 | 406 | 413 | 422 | 432 | 442 | 452 | 459 |
スイングウエイト | D2 | |||||||
シャフトトルク(度) | 1.4 - 1.8 | |||||||
キックポイント | 手元調子 |
タイトリストアイアン AP2 716を試打した感想
いつものショップでタイトリストのアイアン AP2 716を試打してきました。
実は以前AP1を打った事があります。
その時は、まぁ何というか、優しいクラブで初心者に近い様な人が使うアイアンかな?
と思っていました。
今回のAP2 716は見た瞬間に前作との違いを感じました。
AP1と比べると、明らかに顔が一回り小さい。
ヘッドが小さくシャープなシルエットになっています。
アイアンの形状、特にヘッドの顔やシルエットはゴルファーのクラブ選びにとって
重要な要素です。
私は、やや小ぶりな顔のアイアンが好きなので、ちょうどいい形をしていました。
シャフトはダイナミックゴールドAMTというシャフトを使用。
持った感じはダイナミックゴールド的な重さはあまり感じられませんでした。
勿論、NSよりは重いと感じましたが。
実際に打ってみると、まぁ球が上がる。
非常に球筋が高いです。
いわゆる、フケ球という感じではなく、打出し角が高い感じです。
ロフトはかなり立っているストロングロフトになっているハズなのに
球が上がる不思議。
聞いてみると、ヘッドのトウの下とネック付近に
タングステンは設置されていました。
この重さで低重心を可能にして、ボールの高さを出していたんですね。
ちょっとビックリする位、球は高く上がりましたが、
飛距離は自分の使用しているアイアンとあまり変わりませんでした。
7番アイアンでおおよそ、150ヤード~155ヤード。
なので、距離がバンバン出るタイプのアイアンではないです。
飛距離重視のアイアンを使いたい人には向かないかもしれません。
ソールは最近の傾向では厚みのあるタイプが多いのですが、
ヘッドの小顔らしくやや薄めのソールです。
ヘッドが小さくて、ソールが薄いシャープなヘッドなので、
上級者向きなのかな?
というイメージでしたが、思っていたよりはずっと優しいアイアンです。
打感はかなりソフトな感じで、ボールの質感を感じる様ないい手応えが
の残ります。
弾き系でなく、かつ柔らかすぎない感じが、私は好きな打感でした。
小顔のアイアンらしく、操作性は抜群でした。
あとヘッドが小さくやや丸みを帯びた形状だからか、
やたらとつかまりがいいような気がしました。
勿論、逃がす事も簡単に出来ますが、意識しないと勝手につかまる
という感じでした。
他にもシャフトがある様ですが、ダイナミックゴールドAMTは
結構いいですね。
5番アイアンのようなロングアイアンでも難しさを感じる事なく、
振り切れます。
また、9番アイアンやPWのようなショートアイアンでも
クラブの挙動を制御できます。
丁度、私に合ったシャフトだったのかもしれません。
見た目は上級者用のカッコいいアイアンですが、どちらかというと
アベレージゴルファー向けでしょうか。
特に、球の高さが出ない人や、アイアンで右に不安のあるゴルファーには
おすすめです。
多分、ヘッドスピードがドライバーで45m/s前後の人に合うと思います。
飛距離と操作性と優しさのバランスがいいです。
逆に言うと、特に突出している物は感じないアイアンでした。
ただ、ヘッドスピードが50m/s近くある人だと、フケ上がる可能性があると
思います。
そんな人は、シャフトを変えて、もう少し重くするか固くした方が良いと思います。