ゴルフクラブセッティングはシャフト選びも重要

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岩田寛のクラブセッティング アマチュアにも参考になる「ロフト」選択

日本が誇る美スインガーが、ついに米国挑戦!

岩田 寛(フリー)

日本人の海外メジャー 最少スコア達成!
2014年の初優勝から頭角を現し、同年は賞金ランクでも4位となった。
さらに2015年には「全米プロ」で日本人歴代最少スコア「63」をマークし、
米国ツアー挑戦へのキッカケを作った。

 

決して大柄ではないが、2015年には日本ツアーの平均飛距離で5位に入るなど、
その飛距離も魅力。2015年にはバーディ率でもツアー1位になった。


1981年1月31日生まれ。35歳。177cm、74kg。
2004年にプロ転向し、初優勝まで2位が3回、3位が5回と、あと一歩で優勝に届かなかったが、
2014年に「フジサンケイクラシック」で初優勝。
2014年の「WGCHSBCチャンピオンズ」で3位タイとなり、
2015年は「ウェブドットコムシリーズ」で米ツアー出場権を獲得した。

 

 

米国挑戦に向け、ロフトに秘策あり!

4番アイアンからマッスルバックに!

日本を代表する"ゴルフの感性"の持ち主と言える岩田選手は、フィーリングを重視する選手です。

 

だから、4番アイアンからマッスルバックで統一しています。
マッスルバックはミスヒットには弱いクラブですが、逆に言うと芯がハッキリとわかるクラブであり、わざと芯を外してドローやフェードを打ち分けられる。
だから、感性重視のゴルファーに重宝されるのです。

 

ドライバーのロフトを10.5度に!

マッスルバックアイアンを、アマチュアが真似をするのは難しいですが、岩田選手を見習ってほしいのは「ロフト角の選択」です。


今年、岩田選手は米ツアー参戦に当たってドライバーやフェアウェイウッドのロフトを大きくして、ドライバーは10.5度にしています。


これは、米国のハードなコースに設定するために、より高い球を打とうとするのと打球をコントロールしやすくする狙いだと思います。


今は、プロもロフト角10度台を使う時代です。しかし、アマチュアの中には、「ロフト10度はダサいから、9度がイイ」みたいなヘンな見栄をはる人が多いのも事実。


今はそんな時代ではありません。自分の理想とする弾道が打てるロフト角を選ぶことで、スコアアップにもつながります!

 

岩田寛のクラブセッティング

ドライバー

ツアーワールドTW717 455プロト(本間ゴルフ)

○ロフト角/10.5度  

○シャフト/ウィザード YZ75(X)

昔ながらの洋ナシ顔のクラシックな形状が特徴で、かなりディープフェースに設計されている『ツアーワールドTW717 455プロト』。
岩田選手のように”叩きたい”アスリートと相性が良い。

 

アイアン

ツアーワールドTW727M(本間ゴルフ)

○使用/4番~10番

○シャフト/ダイナミックゴールド(X100)

昨年の日本ツアー開幕戦ではハーフキャビティタイプを使っていたが、今年はマッスルバックに戻して、米ツアーに参戦。
松山英樹の助言で、ややヘッドサイズを大きめのタイプに変更したそうだ。

 

 FW

ツアーワールドTW727(本間ゴルフ)

○ロフト角/15度、18度

ヘッドだけでなくシャフトも本間ゴルフの「ヴィザードYZ75」でドライバー、3W、5Wを備えている。
本間ゴルフの契約選手は、シャフトも本間オリジナルを使用する選手が多い。

 

ヴェッジ

タイトリスト ボーケイSM4(アクシネットジャパン)

○ロフト角/52度

 

タイトリスト ボーケイSM5(アクシネットジャパン)

○ロフト角/58度

 

52度のウェッジも年代物の『ボーケイデザイン SM4』。こちらもパターほどではないが、愛用歴の長いウェッジだ。